ほていや酒店 飯島です。
去る3月10日、日曜日。
毎年恒例、にいがた酒の陣に行ってきました!
7時に地元を出発する高速バスに揺られ約2時間。
会場である朱鷺メッセには、9時30分ごろに到着しました。
この時点で、相当な行列ができています。
昨年よりも時間がかかるかも…?と思っていたのですが、10時の開場後はスムースに列が進み、15分程度で中に入れました。
入場ゲート
今年のお猪口です。
例によって、お付き合いのある蔵元を中心にお声がけと試飲をさせていただきました。
→さくらいろはさすがの人気。やはり目を引くようですね。
試飲した方も飲みやすくて美味しいとの声。もちろん甘口基調ではあるものの、見た目よりもずっときれいなんですよね。酸味も効いています。
毘 活性純米にごり生酒も喜ばれたようです。ピリッとした刺激が心地よいにごり酒!
→Kシリーズ2種類、とくにKENICHIRO 窪松原産越淡麗に手応えあり!
地元の米にこだわった味。甘口で華やかな香りながらも飲みやすく、結構酔いが回っている方もすんなり飲めたようです。
スタンダードなKももちろん人気でした。Kの知名度も上がってきている気がしますね…!
→丸山会長がお燗番となって注いでくださった雪中梅 特別本醸造がとにかく格別!
このお酒は、本当に燗が合う!40度前後のぬる燗が最高に飲みやすくて美味しいです。
あとは昨年6月発売開始した美守 純米吟醸も今回で酒の陣デビュー。
上場の評判だったようです。
→さすがの混雑、朝日酒造!
こういった賑やかな場でも、久保田 純米大吟醸の存在感たるや抜群でした。
華やかなのに、とっても飲みやすい。
こんなお酒があって良いのでしょうか?笑
→写真失念…ガーン(ごめんなさい)
こちらは酒の陣限定で、ふだん1.8L、720mlのみの純米大吟醸や純米吟醸を300mlにして販売していました。
試飲では、本生しぼりたてや大吟醸をいただきました。
しぼりたてがちょうどよくフレッシュ、飲みやすくていいですね
かたふね 大吟醸 斗瓶はさすがの飲み口。なめらかで、華やかながらも落ち着いていて。
じっくりゆっくり味わいながら飲みたいお酒です。
君の井酒造
→2月からの新しい「山廃シリーズ」を揃えていました。
やはり山廃は酸味くせになる味わい。酸味をしっかり感じさせながらも飲み口がきれいなのはさすが君の井。
「エレガントな山廃」を目指しているだけのことはあります!
また、来週発売予定の君の井 山廃 純米吟醸 無濾過生原酒も先行試飲。
これが凄かった…!濃厚でフレッシュ、きれいな香り、飲み口。
1年熟成とは思えないみずみずしい香り。
あと君の井 山廃 純米の燗もとてもよかったです。これは燗推奨のお酒かもしれません…?
→大吟醸、あわ、あま酒を飲ませていただきました。
品質はさすがの一言!大吟醸のストレートど真ん中感はすごかったです。
あわのやさしい飲み口は素晴らしい。
含んだ瞬間、泡を感じると思ったら口の中は消えていました。
危険だこれは苦笑。
あま酒も美味しかったです。飲みに飲んでる最中の口直しとしても助かりました。
妙高酒造(妙高山)
→トランプシリーズ春の新作HONEY CLOVER(ハニークローバー)をメインに据えていました。
香りさわやか、度数やや低めで口当たり良く、ほのかに甘さを感じる味わいで飲みやすかったです。
確かに「春の酒」ですね、これは!
あとは大吟醸の雪中貯蔵!口当たりの上品さは抜群!これは惚れる。
武蔵野酒造(スキー正宗、寿亀正宗)
→新生・武蔵野酒造が定番の「スキー正宗」とともに出品していたのは、今期仕込んだばかりの
「寿亀正宗(すきまさむね)」。戦時中カタカナが使えなった時代の銘柄名を、今年復活させます。
純米吟醸酒。味わいありながらスッとキレるやや辛口。
ラベルも上品で、あたらしい武蔵野酒造を感じていただける出来になっていると思います!
北雪酒造
→毎度のことながら、すごい賑わい!
担当営業の杉本さんに挨拶させていただきながら、鬼夜叉やにごり酒をいただきました。
さらにぜひ飲んでほしい!とすすめられた、純米吟醸の6号酵母仕込み。
なめらかで、ほのかに酸味も感じてよかったです。
スッキリしているけど辛口すぎず、飲みやすかったですね。これは今後要チェックかも!?
→サビ猫ロックの知名度がどんどん上がってきていますね。
試飲させている最中も、後ろや横から、「あ、あの猫の酒だ!」という声が聞こえていました。
いいコンセプトですし、味もそれに負けずしっかりしているから、定着につながるのでしょう。
黒サビがスッキリ、赤サビが味わいタイプという基本線は守りながら、どちらもしっかりみずみずしさを感じました。
スタンダードな月不見の池(純米と、普通酒)も良かったですね。
お忙しい中、快くご対応いただきました。
もっと頑張ってお付き合いできるようにしないと!
★★★★★★★★
今年は初めての試み…ということで、酒らぼメンバーとして、千代の光酒造のブースで「ピルエット」の試飲お手伝いをしてきました!
ラベルを見せながら、伸びる手にお酒を注いでいきます。
かなりの来場者さまに飲んでいただけました。
実は、私が手伝いを始めたころにはすでに販売分のピルエットはすべて終了。
試飲のみとなってしまっていました。
(申し訳ありません…!)
実際に飲まれている方の顔を拝見できる貴重な機会。
しっかり観察(?)させていただきました。
「ピルエットという名前のお酒です!」
「純米大吟醸!」
「遠心分離装置使用!」
「回転の力で搾っています!」
など、キーワード的に投げかけながら応対いたしました。
少しでも引っかかってくれたら儲けもの。
「回転の力…?」と聞き返してくれる方には、なんとか遠心分離で上槽していることをさわりだけでも伝え、チラシをお渡ししたりしました。
実際に飲まれた方からは概ね高評価!
「なめらかですね」とか「香りがよくて美味しい!」と言っていただきました。
あとは、「遠心分離だと濁るんですか?」というお声。
一概にそうとも言い切れないのですが、ピルエットではそうしているんです、とお答えしました。
うすにごりのほうが、お酒の雰囲気も出ると思ったのです。
酒の陣での評価は上々です。
完売しているお店もあります。
お求めはお早めに!
ブースお手伝いの時間もあったので、例年より長く15時30分ちかくまで会場にいました。
アフター3効果初体験。途切れず人が会場に入ってくる様子はなかなか壮観でした笑。
今年も大賑わいで、2日合わせて来場者数14万人を記録したとのこと。
凄い数字ですね。
一方、あまりの混雑ぶりと「実質飲み放題と思わせてしまっている」現状もいよいよ看過できない状況になってきました。
特に土曜日。
どの蔵元、参加者様からも、土曜日はいい加減限界だ、と聞いています。
そこで来年は変化の年。
2020年の酒の陣は、「入場料制度」「試飲は1杯からの有料チケット制度」を導入するとのこと。
とてもいいことだと思います。
蔵元としても、お酒をじっくり楽しんで味わっていただける場にしたいところですし。
もちろんいろいろな課題はあるかと思いますが、ちょっとでも良いほうに向かうことを期待します。
主催者、参加蔵元、出店者、そして来場者がみんな満足できるようなイベントになればいいなと思います!
そして、酒の陣をなんとか普段の営業にも活かせるようにしたいですね。
もっと考え、もっと反映させないといけないですね!
帰りは16時半すぎ新潟駅出発の高速バス。
ぐっすり寝て、気づいたら最寄りバス停でした。
近年で、いちばん飲んだ酒の陣だったかもしれません。
来年もよろしくお願いします。
新潟清酒、にいがた酒の陣、ばんざい!
◆越後高田の布袋屋◆
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